乳酸菌による大腸がん予防
ガンという病気は、人の生命を危険にさらす非常に怖い病気です。
ですが、日本人の3人に1人は、がんを発症しており、危険でありながらも身近な病気ですよね。
ガンは、正常な細胞のDNAが傷つけられることで、突然変異のガン細胞が発生します。
さらに、ガン細胞は、初期の病床から違う場所へ移動して、栄養分を吸収するという機能があります。
これが転移というものです。
そして昨今の研究では、大腸がんに対して「乳酸菌」による予防効果があると言われています。
では、大腸がんの原因について見てみましょう。
大腸がんは、食生活に発症が関係しているとされています。
特に、肉類や脂肪の多い食事は、発ガン性物質の生成を助長してしまうと言われています。
また、このような食事の偏りは、他の、例えば野菜といった食物繊維の摂取量が減ってしまうことに繋がってしまいます。
また、大腸がんの原因として疑われているのが、便です。
便には発ガン性物質が含まれており、便が長期的に滞留していることで、大腸がんの発症確立が上昇してしまうということです。
すなわち、便秘は大腸がんに関係しているということです。
このように、大腸がんの発症には、食生活の偏りが大きく関係しています。
そして昨今の研究では、ポリープを治療した患者に対してこのような検査が行われました。
乳酸菌製剤を4年間服用するグループと、服用しないグループに分けて2年ごとに検査が行われました。
その結果、服用している患者のポリープ発生が2/3となってということです。
この検査結果を受けて、大腸がんには乳酸菌が効果的と言われることになりました。
ただし、検査の結果は明確ですが、乳酸菌の大腸がんに対する効果が完全に約束されているわけではありません。
乳酸菌の摂取は大腸がんだけでなく、他の病気などにも抑制・予防効果のあることが認められています。
そのような観点で摂取するのであれば、非常に望ましいと言えるでしょう。